63世帯に一人が2カ月以上の滞納の現実!!
家賃の支払いは月末、25日、10日前後など、物件によって日取りは異なりますが、賃貸住宅の原則として月1回支払いが行われる前家賃制が主流です。
最近多い支払方法として自動的に金融機関の口座から引き落とされる自動口座振替が多く利用されております。
勿論、昔のように借主が家主に毎月手帳と共に家賃を手渡し、その手帳に支払い済みの判子を押してもらう家賃手帳のスタイルを続けているところもございます。
しかし当社でも取り扱いはほぼゼロ・・・
私が不動産会社に初めて就職した10年前はよく契約時に家賃手帳をプレゼントしたことを覚えています。
アナログではありますが家賃手帳に判子をついてもらいに互いに顔を合わせなければならないシステムなので住民の動向確認の意味合いや一つの入居者とのコミュニケーションツールにもなっていたのではないかと思います。
やはり顔が見えていると迷惑はかけられない・・・って心理も沸きますよね?
意外と滞納や入居トラブルの抑止力になっていたのではないでしょうか・・・
現在では家賃支払い方法の多分を占めることになる自動引き落としや振込みですが、口座振替に関しては銀行口座残高の調整ミスで残高不足から家賃の引き落としを行えず自然に家賃を滞納してしまうケースもあります。
意志とは反して滞納者になってします「自然滞納者」が増えたことも63世帯に1世帯と言う数字に影響しているんではないでしょうか?
便利になればなるほどフルオートに近づいていきますがそれによる弊害が起きる事も少なくないみたいですね(;^ω^)
昔はよくオーナ様のお宅に書類や契約金をお持ちしたりする事が多くオーナー様との世間話や一緒にお食事させていただく機会もとても多く人とのつながりの重要性や大事な書類をお持ちする責任感を学ばせていただきました。
これも今や郵送や振り込みで済ませたいっと言うオーナー様が増えてさみしくなりました。
軒並み不動産屋さんも街の不動産屋さんからシステマチックな手法に代わり「企業!!」って感じに代わってしまいました。
不動産業界も進化している事は業界の人間としてはとても喜ばしい事ですがもはや地場の不動産屋さんもシステム可が進み昔の名残はほとんど見受けられなくなりさみしくなりました・・・
そんな時代だからこそお客様や取引業者様との人と人のつながりを大切にしていきたいと思う今日この頃です(笑)