既存の状態や、排水管を移動するかで負担が変わる
水まわりは家の中でもとくに老朽化の進みやすい場所。工事に入りキッチンセットを撤去してから、床下の基礎部分やガス、水道などの配管の劣化が明らかになるケースも多々ある。とくに古い家の場合は、それらの修繕の費用を見込んでおきたい。また、キッチンの位置を変更するケースでは、配管をどの程度移動させるかによっても、費用が大きく変わります。事前にリフォーム会社によく相談し確認してきましょう。
キッチンの位置を変えない場合(システムキッチンへ交換)
システムキッチンの取り替えは、位置を変えなければ配管などの工事費が最小限で済み、費用は割安。同時に内装を変更する場合は、広さに応じたフローリングや壁材の費用を見込んでおく必要がある。
広く利用されているのは既製品のシステムバス
浴室をつくるには、現場で職人が工事を行う「在来工法」と、「システムバス」を利用する方法とがある。在来工法は、従来の戸建住宅で広く普及していたもの。しかし近年では、一戸建て、マンションのリフォームともに、工期が短くてすみ品質の均一なシステムバスが主流に。
在来工法
完全なオーダーメードで、個性的なデザインや特殊なスペースに対応させたいなどの場合に向く。仕上がりが職人の腕次第、工期も1〜2週間と長くかかる。
システムバス
床、バスタブ、天井や壁などのパーツを工場で成型してユニット化し、現場に運んで組み立てる。工期は2〜3日と短く、既存の柱があっても柔軟に対応可能。
金額に含む内容 システムバス(1839mm×1364mm)など材料費、解体工事費、電気工事費、機器組み立て費など。 |